事業ゴミの分別を社内に定着させる方法と削減効果

事業ゴミの分別がコスト削減の第一歩になる理由
「分別してください」と社内に張り紙を出しても、なかなか守られない──法人のご担当者様からよく聞くお悩みです。結論から言えば、事業ゴミの分別を徹底するだけで処理費用が10〜30%下がるケースは珍しくありません。なぜなら、分別されていない「混合廃棄物」は処理単価が最も高く、分ければ資源として売却できるものまで処理費を払って捨てていることになるからです。
この記事では、分別が定着しない原因を整理したうえで、現場で実際に効果が出た仕組みづくりのポイントをお伝えします。
なぜ事業ゴミの分別は定着しにくいのか
▶ ルールが曖昧で「何をどこに捨てるか」がわからない
家庭ごみと事業ゴミでは分別区分が異なります。廃棄物処理法では、事業活動に伴う廃棄物を「産業廃棄物(法で直接定められた6種類+政令で定めた14種類の計20種類)」と「事業系一般廃棄物(それ以外)」に分類しています。同じ紙くずでも、建設業・製紙業など特定業種から出たものは産業廃棄物、一般のオフィスから出たものは事業系一般廃棄物と、排出元の業種によって扱いが変わります。こうした複雑さが、社内の分別ルール定着を妨げる大きな原因です。
▶ 分別の「メリット」が現場に見えていない
分別は手間が増える作業です。「なぜ分けるのか」「分けるとどれだけコストが下がるのか」を数字で示さない限り、現場のモチベーションは上がりません。
▶ 分別しやすい環境が整っていない
ゴミ箱が1つしかない、ラベルが貼られていない、置き場が遠い──こうした物理的なハードルが分別の最大の敵です。
分別を社内に定着させる5つのステップ
▶ ステップ1:現状のゴミの内訳を「見える化」する
まずは1週間分の事業ゴミを種類別に記録します。段ボール・紙くず・廃プラ・生ごみ・可燃ごみなど、大まかな分類で構いません。「段ボールだけで全体の3割を占めている」といった事実がわかれば、どこに手をつけるべきかが明確になります。
▶ ステップ2:分別カテゴリを「3〜5種類」に絞る
分類を細かくしすぎると誰も守れません。現場に合わせて3〜5種類程度に絞り、各ゴミ箱にイラスト付きのラベルを貼るだけで分別率は大幅に上がります。
▶ ステップ3:ゴミ置き場の動線を整える
ゴミ箱は「ゴミが出る場所」の近くに置くのが鉄則です。給湯室に紙コップ用、コピー機横に古紙用など、動線に沿った配置にするだけで分別の手間は激減します。
▶ ステップ4:コスト効果を全社に共有する
「分別を始めて3ヶ月で処理費が月○万円下がった」という実績は最大の説得材料です。全社会議やメールで定期的に共有しましょう。
▶ ステップ5:回収業者と連携して分別ルールを最適化する
一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者であれば、どの品目を分ければ処理費が下がるかを具体的にアドバイスできます。回収の現場で「この分け方だともったいない」と気づくことも多いので、業者との定期的な打ち合わせが効果的です。
岡山市の事業系ゴミ減量義務との関係
廃棄物処理法第3条では、事業者は「事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない」と定められています。さらに岡山市では、多量排出事業者(前年度の事業系一般廃棄物排出量が一定基準以上の事業者)に対して減量計画書の提出を義務付けています。分別の徹底は、こうした法的義務への対応にも直結します。
▶ 関連記事:岡山市の事業系ゴミ減量義務とは?多量排出事業者の届出制度を解説
分別によるコスト削減の具体例
段ボール・古紙の分別だけで月数万円の差が出る
段ボールや新聞・雑誌は、リサイクル資源として有価物扱いになることがあります。混合ゴミに混ぜてしまえば処理費がかかりますが、きちんと分別すれば回収費用の減額、場合によっては買取が発生することも。オフィスや小売店では段ボールの排出量が多いため、この1項目だけで月に数万円の差が出るケースを私たちは何度も見てきました。
廃プラスチック類の分別で処理単価を下げる
梱包材やビニール類は、廃棄物処理法上、業種を問わず産業廃棄物の「廃プラスチック類」に分類されます。可燃ごみに混ぜてしまうと事業系一般廃棄物としての処理費がかさむうえ、処理施設から指摘を受けるリスクもあります。正しく分別することで、適正な処理ルートに乗せつつコストも最適化できます。
▶ 関連記事:事業ゴミを無許可業者に頼むリスクと罰則
岡山市の事業ゴミ分別でお困りならコウノ産業へ
コウノ産業は、岡山市の一般廃棄物収集運搬業許可(第4019号)を持つ正規の許可業者です。分別ルールの策定から定期回収の最適化まで、法人様の廃棄物コスト削減をトータルでサポートしています。
「うちの会社はどこから手をつければいい?」──まずはお気軽にご相談ください。現地でゴミの内訳を確認し、最適な分別・回収プランをご提案します。
TEL:086-944-1464(8:00〜20:00・年中無休)
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